多様なスタッフで、
多様なお客様の安全を守る
入社したきっかけは、特に警備の仕事に興味があったわけではありません。私は隣の市に住んでいたので、子どもの頃から「ららぽーとTOKYO-BAY」にはよく行っていて、ここで働くのは楽しそうと思って、入社しました。入社して13年、こんなに続くとは思っていませんでした。毎日いろいろなことが起きるので、飽きることがなかったのも長続きしたポイントですね。
仕事は24時間勤務で、月に13回出勤しています。休みの日は子どものスポーツ活動に付き合っています。
会社の意向もあってさまざまな警備関係の資格を取得することもできました。資格取得のための社内研修があり、取得後は手当もあって、恵まれた環境だと思います。
警備会社というと上下関係がはっきりしていて、ハードに思われがちですが、オリエンタル警備保障は異なります。大規模商業施設でお客様に接するので、施設スタッフの一員としてソフトな対応を求められます。またお客様もさまざまな世代にわたり、最近は外国人の方も多く、臨機応変な対応が必要です。弊社ではさまざまな年代のスタッフが働いていますが、それぞれの視点で見ることで気づきが生まれ、多様な方々の安全を守ることができます。私自身も子どもを持ったことでさまざまな気づきがあり、警備の幅を広げることができました。そういう意味では、この仕事はどんな経験も活かせると思います。
気づく力を、仕事の中で磨いていく
今では後進の指導を行うこともありますが、堅苦しく教えるのではなく、気軽なコミュニケーションの中でアドバイスするように心がけています。上意下達ではなく、自分で気づくような指導も大切にしています。例えば、巡回の際に間違い探しをするように指導しています。ゲーム感覚で異常に気づく力が磨かれていきます。
どちらかというと楽観的な方より心配性の方が向いていると思います。小さな気づきや不安を打ち消さず、先を読んで対策することで、危険を未然に防ぐことができます。
球技経験者も向いていると思います。警備はチームを組むことが多く、刻々と状況が変わります。通常は5名で警備するところを、3人緊急対応に取られ、2人で警備する場合、どのように動くか。バスケットボールやサッカーなどのように、状況に合った動きを求められます。
とはいえ、人が好きで明るい方なら、警備に必要な力は仕事をしながら身につけることができます。
若い頃はお客様に理不尽なことを言われ、納得がいかず内心怒りが収まらなかったこともありました。例えば、施設の問題であっても矢面に立つのはお客様と接する私たちで、言われても自分ではどうしようもないこともあります。そんな時も会社の仲間と悔しい気持ちを共有できたし、先輩からもアドバイスがありました。自分も今では課長となり、施設やテナントと接する機会も増え、施設の考え方も理解できるようになりました。施設とともに安全を守り、盛り上げていく、協力関係を築けているので、会社としてもとてもよい環境にあると思います。
仕事なので大変なこともありますが、さまざまな人とお会いできるのが楽しいですね。人間的にも成長することができたと感じています。